詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ⑤

Wayne Rodney(ウエインロドニー)に送金した200ドルを取り戻すべく、PayPalさんはすぐに動いてくれました。
私がラッキーだったのは夜中の送金で眠い目を擦りながらも送金の際には「ビジネス取引」にしたこと、そして保証という項目があったのでチェックしてから送金しました。
これが返金対応できる条件だったのです。
これが「ビジネス取引」ではなく「個人取引」を選択していたらPayPalさん側では対応が出来なかったそうです(2023年9月時点での対応)。
一刻も早く返金して欲しかったのですが、手順を踏んで進めるので待つしかありません。
この後もずうずうしくもWayne Rodney(ウエインロドニー)から私を心配するメッセージが来ていました。
文句の一つでも返したい気持ちがありましたがPayPalさんのアドバイス通り無視し続けました。
まず私のケースが返金を認められるのか調査され、認めらるとPayPalさんからWayne Rodney(ウエインロドニー)に警告文を送ります。
1週間たってもWayne Rodney(ウエインロドニー)から返金されなかった場合、PayPalさんから強制的に返金手続きが行われます(2023年9月時点での対応)。
調査結果を待っている間は長く感じて落ち着きません。
その間PayPalに紐づけたカード会社と、最初にWayne Rodney(ウエインロドニー)に入金してもらうために教えた日本の銀行口座番号を変える手続きをしました(paypalに紐付けたカードは返金されるまではそのままにして、返金されてすぐに変えました)。
カード会社さんも銀行さんも「詐欺に会いました」と伝えると迅速に対応してくださいました。
そして、弁護士にも相談しました。市役所や区役所で無料の弁護士相談ができます。時間制限がありますので聞きたいことを整理しておくと良いです。
そして無事にPayPalさんから連絡が入りました。

返金されたことで仕返しが出来たような気持ちになりました。
今回詐欺にあって思ったのは相手もプロだと言うことです。自分の想像する詐欺の手口を超えてきたので騙されてしまいました。
人を疑うのは難しいですが、私の今回の失敗はカスタマー相談窓口の営業時間外に取引をしてしまったこと。変だなと思った時にすぐに直接連絡が取れていたらここまで回り道せずに済んだことでした。
そしてちょっとした保証でも大切ですね。
あの時ビジネス取引で保証にチェックを入れた事が何よりもラッキーでした。
お金は取り戻せたものの、私の親切心や技術を軽視された事に傷つけられました。
気が治らなかったので、最後に相手に文句のメールを送って終わりにしました 笑
(メール送信後、私のメールアドレスは変更しました)
そして数日後、Wayne Rodney(ウエインロドニー)のアカウントは消えていました。
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ④

ーーー翌日、PayPalのアプリを確認しましたが反映されていませんーーー
●私
「おはようございます。イラストは印刷できましたか? PayPalの送金と返金についてサポートセンターに確認を依頼しましたので反映までもう少しお時間をいただきます」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「OK」


PayPalからは反映には数日かかるとメールがありました。
そして明日、月曜日はPayPalの営業日なので電話して聞くことにしました。
それまでWayne Rodney(ウエインロドニー)は何回か心配して連絡をくれました。
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「こんにちは、お元気ですか?」
●私
「実は入金がまだなので、明日PayPalのサービスに電話して問い合わせようと思っています」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。私も同じ問題を抱えているので数日待つ必要があると思いますが問題ないと思います」

そいてPayPalに電話して、今までの流れを説明し入金の確認をお願いしました。
●PayPalお客様サポート
「そのメールはどこからのメールですか?」
●私
「??、PayPalさんからのメールです」
●PayPalお客様サポート
「そのPayPalからのメールアドレスを教えていただけますか?」
ーーー「変な質問だな」と思いながらPayPalからのメールをひらいてアドレスを読み上げるとーーー
●PayPalお客様サポート
「それは弊社のメールではありませんね。恐らく詐欺だと思われます」
●私
「えっ?!どういうことですか?PayPalを装った詐欺ですか?送金途中でどうやってお金を盗むんですか?」
ーーー最初、私とWayne Rodney(ウエインロドニー)の両方のお金をPayPalを装った第三者が盗んだと思いましたーーーー
●PayPalお客様サポート
「いいえ、相手の方Wayne Rodney(ウエインロドニー)が詐欺師です。PayPalのメールも相手が送っているんです。」
●私
「えーーーーっ!?」
もうびっくりしました。
Wayne Rodney(ウエインロドニー)とは数日メッセンジャーでやり取りをしていて、いつの間にか優しいおじさんというイメージが私の中にはありました。
偶然ですが送金アプリも私からの提案だったので疑いもせず、PayPalのエラーだと信じていたのです。
●私
「ではWayne Rodney(ウエインロドニー)からの入金はないんですね。私から200ドル送金してしまっているということですか?」
●PayPalお客様サポート
「確認しますとお客様への入金はありません。200ドルが送金されています」
PayPalの説明で徐々に頭がクリアになっていき、騙されたと確信しました。
Wayne Rodney(ウエインロドニー)への怒りも湧いてきます。
●私
「どうしたらいいんでしょうか?この200ドルは戻せませんか?」
●PayPalお客様サポート
「お客様はビジネスで登録して送金されているので対応ができると思います。専門部署にお回しします」
●私
「あのっ!私が対応すべきことはありますか?」
●PayPalお客様サポート
「こちらで対応しますのでお客様は相手とは一切連絡を取らないでください」
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ⑤に続きます。
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ③

ーーーーWayne Rodneyが提示してきたアプリは日本では使用不可だったため、お互いにPayPalをダウンロードして送金することになりましたーーーー
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「ちょっと待ってください。本当に初めてつかうのですか?」
●私
「このアプリは初めてですが、設定はできました。急がなくて大丈夫ですよ」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。今支払います」
「今支払います。PayPalから確認メールは届きましたか?」
ーーーその時、PayPalからメールが届きましたーーーー
●私
「エラーが発生したようです」

●私「何らかのエラーが発生したみたいなので、確認してください」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「見せてください」
ーーーPayPalからのメールをコピペして彼に送りましたーーーー
●PayPalからのメールのコピペーーーーーーーーーー
お役様の講座への入金に問題が発生しました。
(Jay Jack)様から300.00ドルのお支払いを受け取りましたが、お客様のアカウントのステータスが企業向けではないため、この金額をお客様の口座に入金できません。
この金額はお客様の口座の限度額を超えています。
アカウントの限度額が拡大されるまで、お客様の口座に入金することはできません。
注:限度額を拡大するには、この緊急の措置を講じる必要があります。
アカウントの限度額を拡大するには、アカウントの送金者(Jay Jack)に連絡して200.00ドルの追加支払いをアカウントに送金してください。
この手続きが完了すると、合計500.00ドルがアカウントに入金されます。
Jay Jackにも追加支払いに関する通知が送信されました。
注:200.00ドルは返金してください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーWayne Rodney(ウエインロドニー)は私に300ドル送金したのに、私のアカウントの限度額のせいでPayPalでお金が保留され、入金されるにはWayne Rodney(ウエインロドニー)にさらに200ドル送金してもらわないといけないーーーーーーー
通常ではすぐにPayPalに電話をして詳細を聞くのですが、土曜日の夜中の1時頃のやりとりだったのでPayPalは営業時間外のため電話することができません。
しかもWayne Rodney(ウエインロドニー)はすでに私に送金しているので早く解決しなくてはという思いでした。
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「PayPalから同様の通知が届きました。現在お客様の口座に入金できません。お客様の口座には限度額があり、ビジネスアカウントにアップグレードするには200ドルを追加で送金する必要があるとのことです」
「では、アカウントをアップグレードするためにこれを送信したら返金していただけるとお約束いただけますか?」

ーーーWayne Rodney(ウエインロドニー)にも同様のメールが届いたとのことで理解をしてくれて、必ず自分に返金してくれるのならば、追加の200ドルを送金してくれるとのことでしたーーー
●私
「もちろんです。本当に申し訳ありません。必ず返金します」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。問題ありません」
「今すぐ追加の支払いをします」
●私
「なぜ設定が間違っていたのかわかりませんが、本当に申し訳ありません」
「先にイラストを送りましょうか?」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「大丈夫です。心配しないでください。私も同じ通知を受け取りました。今すぐ追加支払いをします」
ーーーそしてPayPalからメールが届きますーーー
おめでとうございます。
送金者(Jay Jack)から200.00ドルの追加支払いを受け取りました。この金額はすでに送金者の口座から差し引かれており、合計500.00ドルが何らかの理由によりアカウントに保留中です。
アカウントはビジネスユーザーにアップグレードされました。
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「200ドルを払い戻し支払い領収書を通知するまで入金はまだ行われないと書いてあります。そうしないと入金が承認されません」
「わかりますか?」


●私
「ありがとうございます。メールを確認しました。払い戻し手続きのためにメールアドレスを教えてください」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「了解しました。Chrisbader22@gmail.com」
●私
「ありがとうございます。手続きを開始します」
ーーーそして200ドルを返金しましたーーーー


ーーーーPayPalのアプリを確認すると200ドルを送金した履歴はあるのに入金が反映されていませんーーーー
そのことをWayne Rodney(ウエインロドニー)に伝えると、自分のアプリにも反映されていないけれどメールが来たから大丈夫だと思うと返事がありました。
この時はすでに夜中の2時を過ぎていたので、イラストを彼に送り明朝改めて入金の確認をすることにして寝ました。

詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ④に続く
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ②

そして私はWayne Rodney(ウエインロドニー)へDMを送りました。
●私
「DMをありがとうございます。私は今までそのような事は引き受けていませんが、今回はやってみます。息子さんのペットは何ですか?」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。ありがとうございます。もうすぐ息子の誕生日なので、、」
「息子のペットの絵を2枚描いて欲しい。300ドルでいいですか?」
そう言って子犬の写真が送られてきました。

●私
「とってもかわいい犬ですね!ミニチュアシベリアンハスキーですか?」
「息子さんが喜んでくれるように一生懸命描きます」
「息子さんの犬の名前と性格を教えてください」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「ありがとうございます」
「息子の名前はトムです息子の誕生日がすぐなので、いつできますか?」
ーーーそしてラフ画を描いて確認してもらいました。ーーーー
●私
「まだ途中ですが、こんな感じのものを描きました」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
いいですね。気に入りました。
●私
「下に『お誕生日おめでとう』と書きますので、息子さんの名前を教えてください」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
いつ完成しますか?
●私
「今描いていますが、他の作業もあるので、2〜3日かかります。息子さんの誕生日に間に合いますか?」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。完成したら教えてください。お時間をいただきありがとうございました」


そして絵が完成しました。
解像度の低い画像で確認してもらい、OKとのことでしたので、送金後に解像度の高い状態で送ることにしました。
ここから送金のやりとりになっていきます。
●私
「完成しました。どう思いますか?」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わぁ、素晴らしいです」
「今すぐ支払いたいのですがSirillのアカウントをお持ちですか?」
●私
「申し訳ありませんが、Sirillのアカウントはわかりません。日本の銀行口座に送金していただけると助かります」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「Sirillのみ支払いが可能です。Sirillは簡単にダウンロードできるのですぐに支払えます」
ーーー調べてみるとSirillは日本ではサービス停止になっていましたーーー
●私
「申し訳ありませんが、日本では2016年10月に全てのSirillのサービスが完全に停止されていました」
「他のアプリはどうですか?WiseとPayPalは日本で使えます。可能でしたらインストールします」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「支払いはSirillしかできなくて、本当に申し訳ありません」
ーーーその後、Wayne Rodney(ウエインロドニー)は家族に色々相談してみたらPayPalなら使えると言われたとのことでした。そしてお互いにPayPalをダウンロードすることになりましたーーーーー
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「PayPalを使おうと思うのですが」
●私
「わかりました。PayPalをダウンロードしてみます」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「わかりました。ダウンロードしてうまくいったら教えてください」
●私
「PayPalをダウンロードしました。メールアドレスをお伝えします」
●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「ちょっと待ってください。本当に初めて使うのですか?」
ーーー私はすぐに設定できたのですが、Wayne Rodney(ウエインロドニー)は手こずっている様子でしたーーーー



詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ③に続く
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話 ①

「自分は詐欺に遭わないと思っていた」と被害に遭った人達の多くが言いますよね。
正に私もそうでした。
警戒していたにも関わらず詐欺に遭ってしまい、そして運良くお金を取り戻した話です。
始まりはインスタのDMにメッセージが入ったことでした。

●Wayne Rodney(ウエインロドニー)
「こんにちは。ご依頼可能ですか?息子のペットの絵を描いて欲しいのですが」
私はインスタでイラストを投稿していますが、オーダーは受け付けていなかったのでお断りするつもりでした。
断る前にどんな人かな?と思いプロフィールを確認してみると、彼は2週間ほど前に私のアカウントをフォローしてくれていました。
インスタはクローズドで個人アカウント、プロフィールには家族がいて子供がいる父親だと書いてありました。
アカウントの写真は素人が自撮りしたような優しそうな顔。投稿5件でフォロワーが3,022人。フォロワーがこれだけいるのだから怪しい人ではなさそう。
アカウントの写真を画像検索かけてみたけれどヒットせず、出回っている写真ではない事も確認しました。
そしてDMも丁寧だし「優しいお父さん」そんな印象を受けました。
息子さんを喜ばせたくて依頼してきたのかな?と思うと、断ることに少し気が引けました。
それで周りに相談してみると、「断った方がいい」「詐欺かもしれない」「怪しい」という。
だけど中には、「もし詐欺だとしたら、イラストを送って入金されないってことだろうね。」「自分のお金を盗られる訳じゃないし、入金されないかもしれないっていうリスクを承知で引き受けるのならやってみても良いんじゃないの?」という意見も。
確かに私からお金を相手に渡すことはない。
私の労力に対する入金がないリスク。
このお父さんが本物か偽物か、、、
①「もし本物で息子さんが喜んでもらえるなら描いてあげたい」という気持ちと、
②入金確認してからイラストを送るようにすれば大丈夫
③最悪イラストを盗られてしまうかもしれないけれど、自分のお金は盗られない
そう考えてオーダーを引き受けてみることにしました。
そしてWayne Rodney(ウエインロドニー)とDMのやり取りが始まります。
詐欺にあって盗られたお金を取り戻した話②に続きます。
ワイン作りプロジェクト③:ついに葡萄収穫
ワインプロジェクト、ついに最終日。
待ちに待った収穫です。
自分の木に近づくと、枝には真紫の実がぎゅうぎゅう。
「もう少し間引きしておけばよかったな」と思ったりして、すっかり生産者気分。

一粒つまんで口に入れると――「甘い!」
ちゃんと葡萄になっていると実感できて、思わずにっこり。


収穫は、一房ずつ丁寧にカットしてカゴへ。
重さを量ってはトラックへ積み込み、満杯になったら製造所へ運ぶ。
その繰り返しです。

我が家の一本の木からは74.3kg(成人男性くらい?)の葡萄が収穫できました。
一番多い人は130kg(お相撲さん級)、少ない人は40kg(小柄な女性くらい)。
同じ畑でもこれほど差が出るのは、本当に不思議で面白いですね。
今年の勝沼の葡萄は当たり年。
プロジェクト開始から4年で、一番の収穫だそうです。

記念に二房だけ持ち帰りましたが、シャインマスカットや藤稔と食べ比べてみると……やっぱり「食用じゃないな(美味しいは美味しいんですよ)」という感想。
結局、ジュースにして楽しみました。


この葡萄がワインになるのは年末ごろ。
どんな味に仕上がるのか――わくわくしながら待つことにします。
夏休み!大人も子供も楽しめる「レオ・レオーニの絵本づくり展」
スイミーの作家で有名な「レオ・レオーニの絵本作り展」に行ってきました。


彼の生い立ち、グラフィックデザインやアートディレクションの仕事も紹介されており、孫のためにちょこっと作った絵本をきっかけに始まった49歳からの絵本作りの原画が多数展示されていました。

会場は親子が多く、タイムリーに読んでいる絵本の原画が沢山展示されているのですから、それはそれは好奇心をくすぐるのでしょうね。
皆とっても楽しそうでした(お子さん達も夢中になって観ているので館内は割と静かです。大人の私も落ち着いて観覧できました)。



彼はユダヤ系の裕福な家庭に育ち、叔父のアートコレクションを幼い頃から目にして育っています。
レオの家の廊下には叔父からプレゼントされたシャガールの「バイオリン弾き」が飾られていて、これが自分の物語の原点とも語っています。
家にシャガールなんて凄いですよね!

グラフィックデザイナー時代の作品のセンスも素敵ですし、世界の様々な国で生活をし多くの人々やアートに触れてきた背景が、人の心に残るお話と絵を生み出しているのだと感じられます。
ビデオ上映ではレオの優しくキュートな人柄が映し出されていて、絵本には人柄が出るものなのだなと私の心に響きました。

大人にも子供にも見応えがあって楽しめる展示だと思います。8月はチケット料金が値上がりするので7月中の観覧がオススメです。
渋谷ヒカリエホール(9階)
2025.8月27日まで